ラッキータイガー(ミニトマト)の食レポ

トマト

せっかく野菜を育てるならたくさん収穫できたり、おいしい野菜を食べたいですよね。

自然栽培といえば固定種や在来種の野菜の栽培が大切になってきます。

何年も種取りをして付き合っていく野菜たち、種を探すにあたって情報はたくさん調べるけれど固定種ってなかなか情報が少ないなぁと思ったので、一意見として育てた固定種の食レポを書いてみます。

マーブル模様のミニトマト

見た目

ラッキータイガーの一番の特徴は見た目です!

個性的なマーブル模様(名前がタイガーなので縞模様に見えないこともない)が印象的な縦長の大きめミニトマトです。

緑と赤のマーブル模様のトマトなので、いつが食べごろなのかはじめはよくわかりませんでした。なので、頃合いをさぐりながらの収穫でした。

触ってみて柔らかくなって全体的に赤みが増して来たら食べられます。

はじめての収穫は待ちきれず、早採りしてしまって「こんなもんかー」と思いましたが完熟させると味も濃く美味しいミニトマトでした!

一つ一つマーブル模様の出方が異なり、全体的に赤い筋が入っています。

ブラシでさっと色を塗った様とはよく言ったもので、食欲を刺激される華やかさは無いけどシブイ美しさを感じます。

大きさが縦約5cm、直径約3cmのボリューム感のある大きさです。重さは20g前後。

↑ワーンミニトマトと比べてみるとこんな感じです。

ヘタもスッっとした大きなものがついています。

とにかく見た目にインパクトがありますね。

丸かじりをしてもいいけど、切ったほうが付け合わせにするなら食べやすいと思い大きさです。

どんな味?

インパクトのある見た目とは裏腹に味はザ・トマト!

ミニトマトなんだけど、大玉トマトの風味もわずかに感じられます。ステラミニトマトより微妙に粉質感を感じるところが大玉トマトの風味につながっているのかもしれません。

しっかりした果肉で種のジュルっと感もあります。

↑中までマーブル模様です。

生食で小腹が空いたときに食べるもよし、湯むきしてピクルスやマリネも良きです(*´▽`*)

大玉トマトの味が好きな方は栽培してみてもいいかもしれません。

皮について

皮は硬い印象をうけました。かじったときに「あ、ちょっとかたいな」って食べてみて思って、口の中にもちょっと残る感じがしました。

我が家のトマト大好き2歳児には切ったものを食べてもらいました。最終的には「かわ~」と言って食べていましたが気になるのか皮と身を分けていました。

なので、食べるときにはくし切りや輪切りにしてみると食べやすいかもしれません。湯むきして食べるのもおすすめです。

完熟すると気持ち皮が柔らかくなったような気がして皮感が薄らぎました。

育ててみた感想

ラッキータイガーはエアルームトマト(固定種で、何世代にもわたって同じ種を採り続けてきた、伝統的な品種のトマト)というカテゴリーに入るようです。

苗の流通はほぼないので種からの育苗になります。

私はナチュラルハーベストさんから種を購入しました。説明を紹介しておきます。

ナチュラルハーベストさんから引用

アーティザントマト・Lucky Tiger(オーガニック種子)【固定種/支柱・必要】【3857G】

長細いエレガントなシェイプの果実は、平均果重:25-30g。

黄緑色の表皮に、緑色のストライプが入り、その上から赤の刷毛でさっと塗ったような、”絵になるトマト”です。
この果実は成熟が進めば進むほど緑色のストライプがくっきりし、表皮全体は赤みを帯び、果肉は大理石のようなマーブル模様が際立ちます。

甘みと酸味が絶妙のバランスです!

アーティザントマト・Lucky Tiger(オーガニック種子)【固定種/支柱・必要】
アーティザントマト・Lucky Tiger(オーガニック種子)【固定種/支柱・必要】【3857G】長細いエレガントなシェイプの果実は、平均果重:25-30g。黄緑色の表皮に、緑色のストライプが入り、そ…

いろいろな珍しい種類のトマトや野菜を取扱っておられるお店なので目移りしちゃいます。

「甘みと酸味が絶妙のバランス」という言葉に私は惹かれました。

発芽について

苗の出回っていない品種ということで、育苗は必要不可欠でしたが問題なく発芽して成長してくれました。3粒まいて3粒とも無事発芽しました!

種の皮が取れなくて双葉の展開が上手くいかないということもありませんでした。

育苗についても他のトマトと違いはなくむしろ丈夫な気がしました。

樹勢について

かなり丈夫で育ちも早い!(定植→収穫まで65日)

育てるにあたって、エアルーム品種はその土地にあった作物であるため日本の気候に合わないものも多いということだったので弱いのかな、病気になりやすいのかなと思っていました。

葉っぱもヘタも全体的にスマートな印象をうけました。栽培初期は「なんだかひ弱そうだから私がしっかりみていてあげないと!」と思っていましたが杞憂でした。

育ててみると成長も早いし、樹勢もつよくて脇芽もたくさん出るし茎も「あなた、ほんとに無肥料で育ってる?」て言うくらいすごく立派なミニトマトになりました。

うちの畑がたまたま栽培環境にあっていたのかな?

誘引してもしても立派な脇芽が出てくるので縛りがいがありました。あっという間に2mです。

実のほうも落花も少なくたくさん実っています。

ただ、1つ1つの実が大きいので熟すのに時間がかかるようで収穫少な目かなといった印象です。その分一般的なミニトマトの2倍の大きさがあるので一つ一つの食べ応えはあります。

安心して育てられる頼もしさがあります。

2025年は水不足と猛暑のため途中尻ぐされ病が発生しました。実が大きいので育つにも栄養素がよりいるようです。

早採りすると味が大玉トマトに似ているので大玉トマトが鳥害や病気にあって上手く育てられないときなどに試しに栽培してみるのも悪くないかなと思いました。

小話

しっかり、葉っぱも生い茂っていて、茎もしっかりしているのでセミの羽化に人気のラッキータイガー。

ラッキータイガーって名前も新しい門出を迎えるセミさんのゲン担ぎには良い名前ですよね。この畑でまた命をつないでね~

最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました